今、この記事を読んでいる読者の方は外資系アパレル企業で働いている方か、もしくはこれから外資系アパレル企業で働こうと考えている方、どちらかと思います。
そんな貴方は外資系アパレル企業の給与について、とにかく気になっているのでは無いでしょうか?
募集要項を読んで年俸制と書かれていたり、インセンティブ・コミッション制度などチンプンカンプンなことだらけだと思います!!
そんな方に今回は筆者なりの外資系アパレル企業の給与体系と昇給について解説出来ればと思います!!
とにかく外資系は成果を出し交渉を如何に行うかが重要であると筆者は強く感じます!!
必ず、読者の方の今後に役立つと考えられますので、最後まで是非読んでみて下さい!!
外資系アパレル企業の給与体系は?
外資系アパレル企業の給与体系は、筆者の経験上での話になりますが国内アパレル企業とは全くの異世界であると感じます!!
筆者は国内アパレル企業から外資系アパレル企業に転職したのですがまずは年俸制である事、インセンティブの割合が多い事、そしてボーナスが少ない事に驚きを隠せませんでした・・・・・(笑)
国内アパレル企業と外資系アパレル企業の違いについて徹底的に解説しているので以下の記事を参考にしてみて下さい!!
上の記事を参考にして頂ければ理解できると思いますが、基本的に外資系は月々の給与に関しては国内アパレル企業に比べると水準は高いと考えられます!
給与に加えインセンティブの割合も多く月々の生活の水準も上がる事は間違いないです!!
しかし、年俸の上げ方は正直な所、募集要項には記載が無い事が大半です。国内アパレル企業ですと昇給については年1回等の記載があります。
給与:月給¥220,000〜¥250,000 +報奨金+賞与年2回(正社員)※経験、スキルを考慮の上決定
月給¥210,000 +報奨金(契約社員)
上記は外資系アパレル企業の募集要項です。ちなみにZARAの募集要項を参照しています!!昇給に関しての記載が無いのが分かると思います。これは年俸制を意味しています!!
【デザイナー】400万円~800万円
【パタンナー】400万円以上~
【生産MD】500万円~1500万円
【商品計画】500万円~1000万円
【マーケティング】
・500万円~1000万円(マーケティングリーダー)
・500万円~1400万円(商品マーケティングリーダー)
・580万円~1200万円(デジタルコンテンツ マーケティング)
【素材技術/縫製技術】600万円~850万円
【貿易物流】600万円~1200万円※昇給有
※交通費全額支給
上記は国内アパレル企業の本社系の転職募集要項です。ちなみにGUの募集要項を参照しています!!年収での記載ですが昇給の記載があるので月給を意味しています!!この年収の中にはボーナスも含まれています!!
筆者は外資系アパレル企業で勤務している当時は昇給についてはかなり悩みました!!明確な昇給時期や、国内アパレル企業のように業務評価による年間目標の設定等も外資系アパレル企業には無いのが実情でした。
ですのでキャリアアップと昇給の仕方が不明確に感じ不安すら覚えました!!では年俸を上げる事は不可能なのでしょうか?
筆者の見解としては、不可能な事は無いが数字等で計れる明確な実績と自己プロデュース力があれば年俸を上げる事が出来ると考えられます!!
それはどういう事なのでしょうか?次に見ていきましょう!!
昇給の為に必要な事は?
画像出典元:みにまむブログ
上記にも記載しましたが外資系アパレル企業で年俸を上げる為には、明確な業績がまずは必要です!!この点に関しては国内アパレル企業と変わりが無いと思います。
要は店長ならば店舗の売上を如何に上がられるか?人材育成を如何に進めるか?顧客満足度を如何に上げるか?など多岐に渡ります!!
筆者が考えるのは、何処かの項目で一点突破するかが重要です!!
店長ならば、売上に徹底的に拘り年間予算もしくは前年売上対比の大幅達成を果たす事が一番の近道です!!もしくは人材育成に重きを置き、自分自身の店舗から多くの優秀な人材を輩出出来れば、それも実績になります。
人材育成で結果が出たならば自ずと店舗の力は強くなり売上は上がると予測できるのですが・・・・・売上と育成は表裏一体です!!
上記で示したような事で結果を出す事により年俸のアップに繋がると考えられます!!
しかし、実績を出して待っていても年俸アップが果たされるかというと外資系アパレル企業はそうでもありません!!
国内アパレル企業ですと基本的に昇給時期についての明確な提示があります。基本的には年間1回、3月もしくは4月に昇給が判明する事が多いと筆者の経験上考えられます!!一方、外資系アパレル企業には年俸アップの明確な時期などは募集要項や基準が無い事が多いです。
では、どうすれば良いのでしょうか?次は、そこについて見ていきましょう!!
昇給の為には交渉術が必要?
画像出典元:オトコマエ美人になる生活
その答えは交渉を自身で行う事です!!然るべき部署と直接掛け合う事が必要になります。多くの場合はHR(Human Resources) 日本で言う所の人事部と掛け合います!!筆者自身が外資系アパレル企業に転職し1番衝撃を受けました。
ちなみにHRとは日本とアメリカでは組織体制や人事システムが異なるため、両者を横並びで見ることがむずかしいが、あえて比較すると、HRは日本企業の人事部に最も近い機能やミッションを指す。
余談にはなりますが、外資系アパレル企業では売上に関する部署と人材系に関する部署が完全に分かれている事が多く、日本企業のようにSV等が売上・人材を包括する事は有りません。ですので店舗で問題が発生した際は、売上に関する問題・人材に関する問題で頼る上司が変化します。イメージ的には、売上系のSV・人材系のSVのように考えて頂けると宜しいかと思います。
話を戻しましょう!!その当時、筆者は店舗においてのHRセクションを任され日々育成と店舗の生産性アップ、労務管理を一任されていました。紆余曲折ありましたが努力の甲斐もあり、店舗の生産性と人材育成の面で一定の結果と評価を得る事が出来ました。
その際に上司や同僚に言われたことが『HR部に年俸アップを交渉する!』でした。筆者自身は結果を見て上が判断する、もしくは業務評価があり然るべきタイミングで年俸アップすると考えていたので何も行動せずにいました。
そうした所、交渉しなければ駄目だと言われたことに衝撃を覚えました!!現に同僚は成果を出すといち早く年俸アップの交渉を掛け合っていました!!
如何に交渉をするか?結果をもとに如何に自分自身をセルフプロデュースするかが重要になります!!ここ無くして交渉の成功、年俸アップは見込めません!!ここは自身の演出にかかってきます。
分野は異なりますがセルフプロデュース力を鍛える為には役者が行っているトレーニングを行うと近道であると筆者は考えています。筆者自身が舞台俳優上がりなのもあり強くお勧めしています。参考にして頂けると宜しいかと感じます!!
実績・結果を出し、適切な交渉を行う事が外資系アパレル企業には重要になります!!交渉術については如何に結果を劇的に演出し重要な人材であるとアピールできるかが肝になります!!
指をくわえて昇給・年俸アップを待つのでは無く、何事も自分自身で獲得する事が外資系アパレル企業で生き抜く力になる事は間違いないと筆者は考えています!!読んでいる方の少しでもキャリアアップになる事を願っています!!
まとめ
・外資系アパレル企業と国内アパレル企業は給与体系が大きく異なる事が判明!!外資系アパレル企業では年俸制が主である!!
・昇給の明確な時期の記載が無い場合、その企業は年俸制である場合が多い!!
・明確な実績を出しHR部に直接、年俸アップの交渉をかける事が重要である!!
・実績・結果を如何に劇的に演出する事が交渉を円滑に進める肝になる!!
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